EN
環境演出~株式会社ムラヤマ~ | ハウステンボス 光のドラゴンロボット
17225
page,page-id-17225,page-child,parent-pageid-605,page-template,page-template-full_width,page-template-full_width-php,ajax_fade,page_not_loaded,,qode-title-hidden,qode-theme-ver-7.6.2,wpb-js-composer js-comp-ver-4.6.2,vc_responsive

ハウステンボス

光のドラゴンロボット

全長13.7m 高さ6.26m、全幅6.64m

ハウステンボスに世界最大・世界初の

「光のドラゴンロボット」が登場。

2016年10月

ハウステンボスに登場した「光のドラゴンロボット」は、園内の光の滝の映像と連動したストーリー展開で、変幻自在に色を変え、本物の炎を噴くロボットです。 展開ストーリーの脚本作成から、音楽制作、大型CG映像製作、衣裳製作などのソフト業務までを制作しました。

伝えられた夢・ミッション

ハウステンボスの専務様から、ハウステンボスで毎年開催している「光の王国」に「光り輝くドラゴンを登場させたい。」と電話が入ったのは暮れも押し迫った2014年の12月でした。その際にオリエンシートの作成をお願いし、年明けにお伺いする約束をしました。 年が明けて最初にお伺いした時に驚いたのは、オリエンをされるのがH.I.S.グループの創始者であり、会長であり、ハウステンボスの社長でもある澤田秀雄様その人でした。 澤田社長曰く、「世界一の光のドラゴンを作ってほしい。ムラヤマさんはフロート制作では日本一と聞いていますので、良いものを作って下さい」と、気さくに仰って頂きました。 それが2年に渡る「光のドラゴンロボット」業務の始まりでした。 今までに弊社では国内有数のテーマパークで数多くのフロート制作の実績は有りましたが、パークごとにデザインのガイドラインがあり、顧客からのデザイン支給、そして演出・運営は別途であることがほとんどでした。今回のようなワンストップでの業務は楽しくやりがいも有りました。

プロジェクトチームの編成

2015年2月より、プロジェクトチームの編成です。 会場の下見調査、運営計画、演出方針を順次お打ち合わせを行い夏前に「光のドラゴンロボット」基本計画を提出。当初のドラゴンのデザイン画は、東京のドリームリンクスの宮本社長よりご紹介頂いた、舞台美術家の二村周作さんにお願い致しました。 二村さんは、まだお若いですが多くの舞台美術の大きな賞を受賞されていました。お願いしたデザインは素晴らしく、一発で澤田社長がに気に入って頂き、決定となりました。 演出企画は宮本社長にお願いし、壮大なドラゴンの復活のストーリーを脚本制作頂きました。

ドラゴン単体_up

2016年夏ごろより、いよいよドラゴンの基本設計に入って行きます。現テクニカルの吉川さんの陣頭指揮の元、設備系は姜さんが主軸で当プロジェクトをスタートさせました。 基本仕様として ・全長15m以内、全高7m以内、全幅は7m以内で重量は概ね15t以内とし、搭載する照明はフルカラーLED球を使用し間接照明とする。 ・SAE(メカ駆動)は足、羽、頭、口、首を駆動する。 ・SFX(特殊効果)は炎を口よりLPGを使用し口から最大2m噴射。 ・音響は可能なかぎり大音響とする。 ・SE(効果擬音)として叫び声、足音を重低音で発生し同時に行進曲を内蔵SPより流し、且つ無線(Wifi)にてパークワイドと連動する。 ・CG映像はコマデンさんが「光の王国」に前年から設置した大型ネットLED(幅60m、高さ40m)に弊社制作のCGを連動して上映する。 ・操作方法は前半8分間と後半10分間をスタートボタンひとつで始まるフルオート制御とする。 又、初めての試みとしてフロートに運転手を乗せないリモコン操縦とする。 以上のような設定をいたしました。

光のロボットドラゴンをカタチに

早々にご承認を得て、基本設計に着手し実施設計まで漕ぎ着けたのが2017年の2月頃でした。 一旦、設計契約を締結して頂きその後制作契約を締結する2段階契約としました。 又、ドラゴンがパレードするコースと格納倉庫の建設も必要でした。当社で基本計画を提出し コースは耐荷重15tのコンクリート敷設、倉庫はドラゴンがすっぽり入る大型倉庫の建設をハウステンボス様にお願いしました。 いよいよ2016年の3月より製作をスタートし、現場入りは8月末より10月末までが現場組立、テストランとなり約2年の準備期間を経て10月31日のグランドオープンとなりました。

IMG_0211_up
IMG_0175_up
IMG_0361_up
IMG_0376_up
IMG_0559_up
IMG_0426_up

演出のストーリーから脚本まで、ドリームリンクスの宮本社長には多大な協力を頂きました。楽曲制作も素晴らしい作曲者にお願いする事が出来ました。衣装も著名なアイドルグループの衣裳担当の方と制作いたしました。 CG制作は業界最大手のポリゴンピクチャーズさんに協力を頂きました。 そして、当社の設計陣もすべて3DCADで作成、そのまま3次元加工メーカーへと繋げ大幅な工期の短縮となりました。

炎を100回噴射して必ず100回成功すること

口から噴射する本物の炎は、光のドラゴンロボットの最大の演出です。演出に失敗は許されません。制作時に100回噴射して必ず全て成功すると言う厳しい設計条件を課しました。適切なノズルの配置と点火装置をトリプル式とすることでこの条件をクリアしました。
現場で一番苦労したのは最後まで低減されなかったノイズでした。メカ全体で複雑な制御システムを構築しているのですが、ノイズが処々に誤作動を引き起こします。万全の演出に備えて導入した炎の噴射システム設備のトリプル式の点火装置でしたが、この点火プラグがノイズの原因でした。ノイズフィルターや各種保護回路でもノイズを取りきれなかったのですが、最終的にはノイズをほぼゼロにする解決策を発見することができました。これは企業秘密とします。

KIMG0083 (1)

最後に、今回のプロジェクトではここには書き切れない色々な事が有りましたが、関わったスタッフ全てがドラゴンが初めて動いたときには感動を共有いたしました。改めてこの場をお借りし、関わった全ての方に感謝申し上げます。有難う御座いました。

(現在、ドラゴンは昨年11月より現時点までノートラブルで毎晩、稼動しています)

※2016年10月現在、本物の炎との連動、LEDを搭載した光るロボットドラゴンとして世界最大・世界初。

ハウステンボス 光のドラゴンロボット をもっと詳しく知りたい